News Release(2002年)
ジェイ・ユーラス・アイアール「米国ナスダック直接上場へ」支援を強化
ジェイ・ユーラス・アイアール(株)では、米国事業の強化を目的として、また「ナスダック」というブランド力を理由にナスダック・ジャパンを選んだ企業が、米国ナスダックへの直接上場を選択することは十分可能であると考え、米国でのIR面での支援を強化した。
具体的には、現在日本で展開しているIR活動を米国でも展開しようというもので、「米国でのIR活動は特別なものであるという考えが根強いが、ナスダック・ジャパンに上場している企業の中で、熱心にIR活動を展開している企業のIR活動の内容であれば、同様な内容を米国で展開するだけで、米国企業にも負けないIR活動は可能」(ジェイ・ユーラス・アイアール代表取締役 岩田宜子)であり、同社では、米国上場のハードルは高くないという認識をまず持ってもらいたい、としている。
もちろん、米国基準での英文での財務報告書の作成など、上場に際して弁護士や監査法人のアドバイスを受ける必要があり、またIR活動も英語ベースで展開しなければならない。しかし、米国上場することを到達点と考えて、上場後は、米国で十分なIR活動を行わず取引高もジリ貧となり、米国の投資家から関心を集めていない日本企業もあることから、ジェイ・ユーラス・アイアールでは、「上場したことに安住せず、継続的にIRを行っていこうという志のある企業であれば、現在日本で展開しているIRプログラムの米国版を展開するだけでほぼ問題ない」とし、さらに、同社では単独米国ナスダック上場を選ぶ企業には、引き続き日本の投資家に対しても売買や分析を行いやすいよう十分な情報を常に発進していくための国内IR支援も提案していく。
実際、米国ナスダックへの直接上場に関心を示している企業がすでに出てきており、「ナスダック・ジャパン撤退という情報の中で、企業としてはいくつかの後向きな経営判断しなくてはならないと思っていたが、米国直接上場という話題は、大いに前向きな刺激的な議論である」(ナスダック・ジャパン上場企業社長)ということである。
米国上場にあたっての基準や実費など質問や、前向きに米国上場を検討してもらうため、ジェイ・ユーラス・アイアールでは、10月の中旬、ニューヨーク銀行(本社・ニューヨーク)と共同で米国ナスダックへの上場のためのセミナーを開催することとなった。当銀行は、ADR預託銀行の一つで、すでに多くの日本企業の米国上場を支援している。当セミナーには、他、会計事務所、法律事務所も講師として参加予定である。セミナーの詳細および米国でのIR活動についての御質問は、ジェイ・ユーラス・アイアール 株式会社(電話:03-3512-0907)までご連絡いただきたい。
以上
(2002年9月26日)