ジェイ・ユーラス・アイアール株式会社

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2024年度プログラム開催報告・受講者の声

本年4月6日(土)に開校した「次世代経営者人財養成スクール」は、11月30日(土)に最終回となる
第15回講義が開催され、全プログラムを終了いたしました。ここに各回の概要をご紹介いたします。

(講師敬称略)

第1回(4月6日)

講師

株式会社KKRジャパン 会長
斎藤 惇

演題

リーダーの心得

講義概要
  • 人口減少、老齢化の現状と課題
  • それに対処するために欠かせない客観性の高い経営
  • 未来への投資の欠如、劣後が続く人財投資などの問題点
  • 企業価値を向上させる方策
受講生の声
  • 昨今の株価上昇は、コーポレートガバナンス改革の効果が見られるが、そのための問題意識と解決に向けた針路が理解できた。
  • いまだ日本企業の多くは改革の途上であり、危機意識を持って課題解決に取り組んでいく必要性を実感した。

第1回(4月6日)

講師

ジェイ・ユーラス・アイアール株式会社 取締役会長
岩田 宜子

演題

サステナブルな経営に向けて
—資本市場に関する認知、知見は必要か

講義概要
  • 資本市場の期待と経営
  • IR、中長期運用投資家とのエンゲージメント
  • 人的資本、多様性とサステナビリティ
  • 投資家の声は経営のトレーニング
受講生の声
  • このスクールの趣旨とそれを目指す熱意を感じられる内容であった。
  • 経営トップを目指す者として、「投資家との会話がトレーニング」という発想は新鮮で、IR活動および資本市場に親しみを抱けるようになった。

第1回(4月6日)

講師

ジェイ・ユーラス・アイアール株式会社 副会長
高山 与志子

演題

コーポレートガバナンスに関する考え方

講義概要
  • コーポレートガバナンス・コード以前の日本企業の考え方
  • コーポレートガバナンスとガバナンス
  • 海外企業の状況
  • 取締役会に関する最近の注目テーマ
受講生の声
  • コーポレートガバナンスと日常で使っている「ガバナンス」の意味の違いを改めて理解することができた。
  • コーポレートガバナンスは欧米の考えを単に取り入れただけだと思っていたが、日本の企業経営にも同様に重要であり、また真剣に取り組んでいくことでメリットを享受できることに気づいた。
  • コーポレートガバナンスの視点を持って講義に臨む重要性を感じた。

第2回(4月20日)

講師

早稲田ビジネススクール 教授
西山 茂

演題

財務リテラシー
―ビジネスリーダーにとって必要な会計・財務

講義概要
  • 経営者として知っていなければならない、キャッシュフロー、資本コスト、ROEなどの重要財務指標についてのおさらい
  • 実例で学ぶ:経営者・投資家の目線からの財務諸表(B/S、P/L、キャッシュフロー計算書)の読み方、考え方
  • 投資プロジェクトの評価・判断指標と演習
受講生の声
  • 投資意思決定の演習(ネコのおもちゃの事例)では、自身の知識と理解の不足を認識させられた。
  • 財務リテラシー全般とROIC経営について理解を深めることができた。また、演習も大変有益な機会であった。

第3回(5月11日)

講師

経営共創基盤 IGIPグループ会長/日本取締役協会 会長
冨山 和彦

演題

労働供給制約の時代の経営とガバナンス改革

講義概要
  • 日本の労働市場政策は大転換期に突入
    • 守りの労働政策から攻めの労働政策へ
    • ジョブ型シフトは重要な政策課題
受講生の声
  • 経営として目を向けるべき新しい現実やこれからの経営者に求められることについて、理解が不足していたことに気付かされた。
  • 実例に基づく話はリアリティがあり、大変興味深くお聞きするとともに、変化の必要性を痛感した。

第4回(5月25日)

講師

慶應義塾大学大学院 商学研究科 教授
鶴 光太郎

演題

人的資本経営を考える

講義概要
  • リモートワークに代表される働き方改革、ジョブ型雇用、ウェルビーイングなど、人材に関連した重要テーマ
  • 人材戦略と経営戦略をいかに連動させていくか
  • 人材獲得大競争時代における経営者の意識変革
受講生の声
  • 日本企業における人材戦略や人的資本経営にまつわる歴史とその背景を整理していただき、この分野の造詣が深めることができた。
  • なぜジョブ型雇用が喫緊の課題なのか、その重要性がようやく腑に落ちた。

第5回(6月8日)

講師

株式会社日立製作所 執行役専務 Chief Administrative Officer
兼 Deputy CRMO 兼 コーポレートコミュニケーション責任者
中畑 英信

演題

日立製作所の人的資本経営の取組みについて

-経営戦略と人財戦略の連動 -

講義概要
  • 日立製作所における「人的資本経営の取組み」の考え方
  • 日立製作所における「人的資本経営の取組み」
    • 経営戦略の明確化 (2009年の経営危機からの経営改革)
    • 経営戦略に連動した人財戦略の明確化・実行
受講生の声
  • 経営戦略と人財戦略の連動が社内変革の浸透において重要な点であったことがしっかりと伝わってきた。
  • 日立の人事政策の背景、哲学や具体的な取組事例を多くご紹介 いただき、取組が成果に結びつくにはそれ相応の時間が必要なこと、粘り強く取組する必要があることがよく理解できた。
  • 短期にリターンを求めず、辛抱強く様々な取り組みを継続された結果、現在の成長につながっていることがよく理解できた。

第6回(7月6日)

講師

元 株式会社MS&ADホールディングス 取締役会長 会長執行役員
柄澤 康喜

演題

経営者として大切にしていることとリーダーに求められる資質

講義概要
  • リスクの考え方と向き合い方
  • 自身の経験と実践知を通じて語る、柄澤流リーダーシップとマネジメント
受講生の声
  • 二律背反に関するマネジメント能力がとりわけ印象に残った。
  • ご自身の実務経営を紹介されながら、リスクやリーダーシップ、正解のない問題への向き合い方などをご教示いただいた。

第7回(7月20日)

講師

AGC株式会社 代表取締役兼副社長 執行役員CFO、CCO
宮地 伸二

演題

AGCをケーススタディとして経営の要諦

—事業構造改革、ガバナンス、企業風土、人財育成を考える

講義概要
  • 「事業構造改革」:収益構造の変化、戦略枠の設定について
  • 「ガバナンス」:経営の方向性、グループ縦軸・横軸について
  • CEOとCFO、IR活動
受講生の声
  • グループコーポレート部門の役割や事業部オーバーサイトの仕組みは大変参考になった。
  • 率直に話してくださり、感銘を受けた。技術系ご出身でCFOということで、内容に説得力があった。

第8回(8月3日)

講師

ソニーグループ株式会社 取締役代表執行役員会長CEO
吉田 憲一郎

演題

Purposeと経営戦略

講義概要
  • 資本市場を経営にどう活かすか
  • 不確実性の中、何を経営の軸にするか
    • 社会的存在意識と外部環境の視点で
    • 企業文化、人的資本、サスティナビリティなどの起点
受講生の声
  • 日本を代表するグローバル企業のCEOが何を考え経営しているのか、直接感じることができ、知的刺激を得た。
  • 仔細に話してくださり、質問への回答もご自身の言葉で語られ、説得力にあふれていた。

第9回(9月7日)

講師

京都先端科学大学経営学研究科 教授
一橋大学ビジネススクール 客員教授
名和 高司

演題

パーパス経営 ~ 新SDGsの実践に向けて ~

講義概要
  • なぜ今、パーパス経営か (Why)
  • パーパス経営の実例 (What)
  • パーパス経営の実践 (How)
受講生の声
  • 当社でもパーパスの社内浸透は重要事項であり、続きを聞きたいほど充実し、理解が深まった講義だった。是非社内で共有し展開したいと感じた。
  •  当社では、パーパスを含む長期経営戦略の策定を開始し、従業員の成長支援を促すプログラムも用意し進めたいと考えているベストタイミングでのプログラムで大変有意義だった。
  •  パーパスを掲げるだけの企業が多く、実践が不足しているとのお話しは重みがあった。両利きの経営が誤った理解をされているというお話しもなるほどと感じた。

第10回(9月21日)

講師

日本電信電話(NTT) 取締役会長
澤田 純

演題

変革のリーダーシップ

講義概要
  • バイアスを認識し事実を捉える(史実を参考に)
  • 世界の中の日本
  • IOWN構想
  • 経営に求められる価値観~多様性と包摂
受講生の声
  • 今回の講義を通じ、日本のトップレベルの経営者は、単なる教養としてだけでなく、哲学的な思考を実際のビジネスでの経営判断に用いていることがわかり、驚きとともに自身の考え方を改める気づきになった。
  • 哲学的な視座からの学びであり、新鮮な講義だった。
  • 開発の根底に、哲学的な思想を作っていることに、社会インフラを構築する視野の広さを感じた。

第11回(10月5日)

講師

国際大学 学長
東京大学・一橋大学 名誉教授
橘川 武郎

演題

カーボンニュートラルとエネルギー安全保障

講義概要
  • GXって何? カーボンニュートラルって何?
  • エネルギー安全保障の現状
  • カーボンニュートラルへの道
受講生の声
  • 普段の業務とは離れた分野ではあるが、視野を広げるとさまざまな点で関わりがある分野であることを痛感。我々、日本立地の産業人が最低限知っておくべきエネルギー問題についての理解が深まった。
  • 社内において環境認識を上げるため多くの働きかけを行っているが、今回の講義で日本におけるエネルギーの川上・根本を学ぶことができた。政治的な一面が多く関わることも再認識できた。
  • 既存のインフラを有効利用することがコスト削減の道など、示されたお考えはすべて論理的、合理的で深く納得できた。

第12回(10月19日・合宿)

講師

三井住友信託銀行 フェロー役員
金井 司

演題

ESG投資の最新潮流と企業経営への示唆

講義概要
  • ESG投資の最新潮流 ~インパクト投資への関心の高まり~
  • 企業におけるインパクト創出
  • インパクト志向経営について
受講生の声
  • ESG投資の最新潮流の中、インパクト投資の考え方理解できた。
  • ESGからインパクトへ向けて可視化・測定・管理方法の議論が大事なことが腹落ちした。
  • 先進的な取り組みを実施されており、企業の伴走者としてインパクト創出に注力されていることが理解できた。

第12回(10月19日・合宿)

講師

不二製油グループ本社 代表取締役社長
酒井 幹夫

演題

サステナブル経営

講義概要
  • 不二製油グループについて
  • パーム油のサプライチェーン構想
  • サステナブルな⾷の未来への共創
受講生の声
  • サステナブル経営がお題目に留まることなく、企業経営、企業の成長に生かされている部分に感銘を受けた。
  • 自分で現地におもむき自分で決断、そして実行!さすが企業リーダーだと思えるところ肌で感じられた。
  • 酒井様の行動力で会社全体がサステナブル経営に舵を切っていった様子が理解できて非常に感銘を受けた。
  • 実体験に即した非常に興味深いお話で、サステナブル経営に対し、社内の理解を得るためのご苦労がリアルで、実際にリーダーシップを発揮されたエピソードが特に印象深かった。

第12回(10月19日・合宿)

講師

アミタホールディングス 代表取締役会長 兼 CVO
熊野 英介

演題

ソーシャルビジネス論

講義概要
  • ソーシャルビジネスの定義
  • 持続可能社会とは?
  • 新しい経済環境におけるソーシャルビジネスの産業化
受講生の声
  • 非常に壮大なレベルでの地球論・人間論を拝聴する良い機会となった。
  • 潜在的な社会ニーズ 価値を共創する⇒ブルーオーシャンに夢を感じた。

第13回(11月2日)

講師

東京大学公共政策大学院 教授
国際文化会館地形学研究所 所長
鈴木 一人

演題

日本の経済保障

講義概要
  • 国家安保戦略における経済安全保障の位置づけ
  • 自主的な経済的繁栄を実現するための経済安全保障
  • 技術優位性の確保の重要性(地経学的パワーの活用)
  • 経済安保の競争と協調
受講生の声
  • 経済安全保障の観点からビジネスを考えることの重要性を認識でき有意義な講義だった。
  • 特に同盟国のライバルとは同じ市場であれば競争が継続するという部分について理解が深まった。
  • 大変興味深い授業で、安定・不安定パラドックスに関し、とても腹落ちした。

第14回(11月16日)

講師

慶應義塾大学総合政策学部 教授
白井 さゆり

演題

日米経済と金融政策 ~現状課題~

講義概要
  • 日米経済動向の比較
  • 日本の経済・物価・賃金動向と金融政策
  • 米国の経済・物価・賃金動向と金融政策
受講生の声
  • マクロ経済は難しく、とっつきにくい印象があったが、論点を整理していただき非常に分かりやすいご説明で、有意義だった。
  • 経営判断をしていく立場として、マクロ経済からのアプローチの重要性を再認識することができた。
  • 国内企業であってもグローバルベースでの動向に大きく影響されることを改めて認識。世界の中の日本の立ち位置を認識することができ、「世界の中の日本」という視点を普段から意識したいと改めて感じた。
  • 米国大統領選挙の直後のタイムリーな話も含めて、日米の経済動向の比較を改めてカテゴリー毎に確認することができた。

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